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症例ブログ

20代男性「歯科にかかったことがない。歯ぐきの出血や腫れがある」歯を支える組織に炎症が起きた重度の「歯周病」を、歯ぐきの中の歯石を除去する「SRP」とブラッシング指導で改善した症例

2023年6月16日 (金)

Before

After

ご相談内容

「今まで歯科にかかったことがない。歯ぐきの出血や腫れがあり、歯の汚れや前歯の黒い部分も気になる」とご相談いただきました。

 

 

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、細菌の塊が石灰化して硬くなった「歯石」が多量に付着していました。
患者様が気にされている前歯の黒い部分も、歯ぐきの内側に付着した「縁下歯石」であることがわかりました(治療前画像の黄色の矢印部分。赤丸は一番大きい縁下歯石です)。

歯石や磨き残しが原因で歯ぐきに炎症が起きており、出血や腫れが生じていました。

歯ぐきの状態を詳しく調べるため、歯と歯ぐきの境目の溝「歯周ポケット」の深さを測定する検査を行ったところ、全体的に深くなっており、歯を支えている骨も溶けていることが伺えました。

歯周ポケットは健康ならば2〜3mm程度の深さですが、特に右上の前歯(中切歯/1番)は11mmにまで達しており、重度の「歯周病」と診断しました。
 

 

行ったご提案・治療内容

このまま歯周病が進行すると将来的に歯を失うリスクがあることをご説明した上で、磨き残しや歯石を除去する治療をご提案し、同意いただきました。

まずは患者様に歯ブラシの正しい当て方や磨き方をご指導し、ご自身できれいな歯を維持する「プラークコントロール」の練習をしていただきました。

特に下の前歯(右下犬歯/3番〜左下犬歯/3番)は、歯並びが乱れている「叢生(そうせい)」でブラッシングが困難なため、毛束が小さな「タフトブラシ」の併用をおすすめしました。

その後、歯ぐきの中に付着した歯石を取り除く「SRP」を実施しました。
施術中は、痛みを取るための「浸潤麻酔(しんじゅんますい)」を行い、上下の前歯を3本ずつ2回に分けて丁寧に歯石を除去しました。
また、SRP後は歯ぐきが引き締まるため、歯の根本がしみる「知覚過敏(ちかくかびん)」が起きる可能性も丁寧にご説明し、ご了承いただきました。

プラークコントロールが良くない時にはその都度ブラッシング指導を行い、患者様と協力しながら治療を進めていきました。

 

 

術後の経過・現在のご様子

歯ぐきの腫れが引き締まって健康になり、11mmあった右上の前歯の歯周ポケットも、SRP後の検査では5mmにまで改善しました。
歯石の除去によって、患者様が気にされていた黒い部分もきれいになり、大変ご満足いただきました。
施術後に歯がしみることもなく良好に経過しており、現在も定期的な検診でご来院いただいております。

 

 

この治療のリスクについて

・SRP後は歯ぐきが引き締まるため、歯の根本がしみる「知覚過敏(ちかくかびん)」が起きることがあります。
・治療後も十分なセルフケアやメンテナンスが必要です。プラークコントロールが良くないと、およそ6~8週間で歯ぐきが治療前の状態に戻る可能性があります。

 

 

■年齢・性別
20代男性

■診療種別
保険診療

■治療期間
約7ヶ月

■およその費用
18,380円(保険3割負担)

カテゴリー: 未分類


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